兎ッ兎ワイナリー

TOTTO WINERY

兎ッ兎ワイナリーの位置する国府町は、その昔因幡の国庁があり、山々に囲まれた広大な盆地とその中を貫くように清流袋川が流れています。歴史と自然に包まれた国府地域は、昔からぶどう栽培の盛んな土地でした。
光・風・水・土そして生き物。そこにある自然とともに育つぶどう。その土地の気候風土によりもたらされたぶどうでこそ、私たちのワインはできると考えています。
“自然と真摯に向き合い、悠々としてぶどうをつくる”を目標に、土中微生物に着目した土づくりに力を入れています。そうした栽培によって、兎ッ兎ワインは、花や果物の芳醇な香りとフルーティーでフレッシュな味わいに仕上がっています。

WINES

ヤマソービニオン2022
(品種:ヤマソービニオン100%)

兎ッ兎ワイナリーを代表する赤ワイン。フレッシュで甘い果実の香りと、口当たりがすっきりとした酸味に余韻が続く辛口赤ワインです。

「ヤマソービニオン」は、日本の気候風土への適応性と耐病性の付加を目的として、1990年に山梨大学が開発した、母親に日本の土着品種である「ヤマブドウ」、父親に欧州品種の「カベルネソーヴィニヨン」を持つ黒ブドウ品種です。創業当初の2007年、“鳥取市国府町麻生の地で悠々とブドウが育ってこそこの地のテロワールを体現することができる”として日本品種であるこの品種の栽培に着手しました。以来、兎ッ兎ワイナリーを代表する赤ワインとして人気を呼び、1年持たずに完売する商品となっています。

ヤマブラン2022
(品種:ヤマブラン100%)

兎ッ兎ワイナリーを代表する白ワイン。 甘いフルーツの香りとふくよかな果実味、しなやかな酸味の口当たりが長く続く辛口白ワインです。

「ヤマブラン」は、 山梨大学の山川教授が創出されたブドウ品種で、黒ブドウの「ピノノワール」に、「ヤマブドウ」と「ピノノワール」を交配したブドウを交配させできた、75%「ピノノワール」の血を引く白ワイン用ブドウ品種です。自社では、現代表がその味に一目惚れをしたことを機に2007年から栽培に着手しました。全国でも栽培農家が非常に少ない希少品種です。

はなロゼ2022
(品種:はなロゼ100%)

鳥取の晩秋に収穫するロゼ専用希少品種でつくりました。 淡いルビー色とイチゴの香りが印象的なドライな味わいのロゼワインです。

「はなロゼ」(自社呼称)は、自社がロゼ専用品種として栽培している、全国でも兎ッ兎ワイナリーでしか味わえないぶどう品種です。このぶどうは、黒ぶどうや白ぶどうと違って、鮮やかな赤紫色をしており、イチゴの華やかな香りが特徴です。

宇倍野2022
(品種:宇倍野100%)

熟したフルーツの甘い香りに、ボリュームと飲みごたえのある辛口白ワインです。

「宇倍野」は、兎ッ兎ワイナリーの創設にご尽力いただいた梅垣誠氏が創出した品種のひとつです。 創業当初の2007年から、梅垣氏と「母なるぶどうプロジェクト」と名付け、数十種類もの交配品種の苗木を自社圃場に定植し、10年以上もの研究を重ね、そのうち2種をようやくワインに仕立てることができました。 気候変動による温暖化により、全国各地でぶどうの色づき不良や産地の北上など主力品種であったぶどう栽培が難しくなっている今日、「宇倍野」はぶどうとしての美味しさと地球環境への強い適応性を併せ持つ、持続可能なぶどう栽培を実現する品種となると考えています。

LOCATION

兎ッ兎ワイナリー

所在地
鳥取県鳥取市国府町178-11
電話番号
0857-30-0003